研究の記録

計算科学的なメモ

2019年4月3日

2019年4月3日


13時35分

 

 調和振動子近似のもとで波動関数は実数関数であると近似することができるか?波動関数の虚部(または位相)の意味するところは何なのか?波動関数の大きさ自体は確率振幅と関係があるのがわかる。重ね合わせの時とかのみに意味があるのか?なんかよくわからないのでちょっと調べたいがどこからてをつければいいのかわからない。

 やりたいこととしては、ただ単に波動関数調和振動子近似したい。計算コスト的に。その時に調和成分だけだといいんだけど非調和成分が無視できないほどに大きくなってしまう。そこをどうに処理したらいいかって問題。もろにHF法とかDFTとかで量子科学計算は計算時間的にどう考えても無理なんでうまく近似したい。

 

14時00分

 電荷が持つエネルギーには1/2がつく理由がもっとうまく説明できるのではないかと思った。自分との相互作用という言い方もあるらしいが、自分はそうではないと思った。これはばねの相互作用と同じで、ばね自体が位置エネルギーを持っていると考えてもいいし、粒子がそれぞれ半分のエネルギーを持っているという風に考えてもいい。本質的にどっちがいいのかはよくわからない。

古典的な電磁波とかだともはや粒子間相互作用でないので、そういうのを考えるときは場に持たせるべきなんだろうけど

 

15時26分

月刊誌化学を読んだ。有機系の話は全然分からないのでなんともいえない。けど有機系の研究者の方が材料の企業の方と話して化学屋さは最後までやらないのでダメだといわれた話は面白かった。それからデバイスに実用化できるまで、表面の吸着性など物性を徹底的に調べられるようにしているという話を聞いて自分も理論屋だけどモデル系だけじゃなくて実験系で実際にスペクトルが解析できるまで、微に入り細を穿った理論を作りたい。

 計算したらこうなりましたじゃなくて、計算したらこうなったのは、物質のこんな性質から説明できるはずだと仮説を立てられるようにしたい。で、こんな実験をしたらその仮説を検証できるはずだって言えるくらいになりたい。理想論だけど。