研究の記録

計算科学的なメモ

2019年4月1日

 

 

9時05分

 対称性と分光の関係についていろいろ聞いた。分子一つ一つの対称性が低くても分子集団としてみたときに対称性があるとなんか影響してくるみたいだけど。どんな影響があるのかはもうちょっとよく考えないとよくわからない。反転対称性が界面で破れることがどのような影響を分子が作る電場に影響するのか。

 そもそも反転対称性が電場に影響を与えることが理解できていない。反転対称をもろに扱おうとするとは鏡の中のことの話になってしまうし。古典的な電磁気学においては空間対称性があるので何の解決にもならない。あと現実の系の電場と鏡映系の物質が相互作用するような気持ち悪い式が出てくる。

 思いついたそれなりにまともそうな説明としては、反転対称性があることはある物質の配置があったときに、それを反転させた配置が同じ確率で存在することができる。(鏡の中の物質が現実にあらわれているように見える。)その結果、それらの分極を等方平均すると分極が打ち消されるってことだけを言いたいのだろう。

 

 あと永久双極子モーメントの対角化みたいな話を聞いた。調和振動子近似して。生成演算子消滅演算子を使ってtransition なんちゃらで独立な調和振動子が扱えて。時間相関関数がなんちゃらみたいな話。よく理解できなかったので量子力学の本を見てみたい